代表世話役
●渡邉 豊
(北大・院・地球環境・准教授)


●池田 元美
(北大名誉教授)


ある学問領域は、発見的研究として始まるが、進展と共に学問基盤を確立する研究となって隆盛し、その後は成果を社会に応用する研究が主となる。海洋科学の分野でも、この第二から第三の段階に移っているように見える。我が国の海洋科学界において、海洋科学が重要であることはよく認識されているものの、「より詳細に、厳密に、社会還元を」の路線が強調されすぎているようにも思える。

ここで新たにブレーク・スルーとなる研究は可能だろうか。見える観測や分析方法の開発、およびシミュレーション・理論の進歩が画期的な展開を生み出す可能性を持っているだろう。また他分野からの参入、そして他分野との融合がさらなる展開をうながすことも考えられる。 ブレーク・スルー研究は先見性のある個人が進めるとしても、それを支える広い基盤、さらに実証・実用へ展開する研究も必須だろう。国家プロジェクトへの提案、国際共同研究やワーキンググループのアイデアなど、これまでの例を引いた講演に続き、自由闊達な議論と情報交換も行う。

What's new
●2011.03.15: 日本海洋学会2011春季大会シンポジウムを中止します。

●2011.01.12: 日本海洋学会2011春季大会シンポジウムを予定
 
現役の大学院学生、ポスドク研究員の皆さんの積極的な参加を大いに歓迎します。

【活動状況】
●2010.09.06 日本海洋学会2010秋季大会シンポジウム
●2010.09.05 日本海洋学会2010秋季大会シンポジウム準備会
●2010.03.30 日本海洋学会2010春季大会シンポジウム


「ブレークスルー研究とその研究基盤整備:大型研究と個別海洋研究」の中止について
 
今回の甚大な震災により被災された皆様には心よりお見舞い申し上げます。
 さて、すでにご存じのとおり、3/22−3/26に開催予定でした海洋学会春季大会が中止となりました。これに伴い、3月22日に開催を予定しておりました「「ブレークスルー研究とその研究基盤整備:大型研究と個別海洋研究」は中止させて頂きます。ご迷惑をお掛けして申しわけありません。次回以降に再度シンポジウムを立ち上げる予定でおります。御高配のほどよろしくお願い申し上げます。

コンビーナー:渡邉豊(北大院地球環境) 池田元美(北大) 伊藤進一(水研セ・東北水研)


日本海洋学会2011春季大会 シンポジウムB
「ブレーク・スルー研究とその研究基盤整備:大型研究と個別海洋研究」

主催:ブレークスルー研究会、日本海洋学会教育問題研究会
コンビーナー:渡邉豊(北大院地球環境) 池田元美(北大)
       伊藤進一(水研セ・東北水研)
日時:2011年3月22日 14:00~18:00
会場:東京大学柏キャンパス新領域環境棟FSホール(第2会場)

開催趣旨
ある学問領域は、発見的研究として始まるが、進展と共に学問基盤を確立する研究となって隆盛し、その後は成果を社会に応用する研究が主となる。海洋科学の分野でも、この第二から第三の段階に移っているように見える。我が国の海洋科学界において、海洋科学が重要であることはよく認識されているものの、「より詳細に、厳密に、社会還元を」の路線が強調されすぎているようにも思える。ここで新たにブレーク・スルーとなる研究は可能だろうか。見える観測や分析方法の開発、およびシミュレーション・理論の進歩が画期的な展開を生み出す可能性を持っているだろう。また、他分野からの参入、そして他分野との融合がさらなる展開を促すことも考えられる。
ブレーク・スルー研究は先見性のある個人が進めるとしても、それを支える広い基盤、さらに実証・実用へ展開する研究もまた必須であり、
(1)ブレーク・スルー研究の創出のための意見交換・情報交換・企画草案づくり
(2)ブレーク・スルー研究を支えるための基盤整備(人材育成、学会の雰囲気づくり・支援体制)はその創出のためには欠かせない。

しかし、現状を鑑みると、上記2点は十分なレベルには達しておらず、これらを両輪として良い方向に回転させていくのが、本ブレーク・スルー研究会の役割だと考え、2010年海洋学会春季大会からさまざまな試行錯誤のもとシンポジウムを開催してきた。

さらに、これらをより具体化するためには、研究費のあり方・背景についても世代を超えた意見交換・情報共有も必要であろう。特に、大型研究は、将来の個別研究ならびに人材育成の方向性を決める指針であり、中堅・ベテラン研究者だけのものだけではなく、若手の支え・やる気なしにはその実行はあり得ない。

そこで、今回、本シンポジウムでは、これまでの大型研究のあり方を振り返るとともに、今後の国家プロジェクトへの提案、国際共同研究やワーキンググループのアイデア、これらを支える基盤整備としての大型研究のあり方等について、世代を超えて、自由闊達な議論と情報交換も行うことを目的とする。

また、大型研究が整備されたとしても、人材育成、ポスドク問題も併せて整備していかなければ海洋学の未来はないに等しい。本シンポジウムは、3/23に開催されるナイトセッション「日本の海洋学における人材育成とポスドク問題について」 とも連携し、大型研究とこの人材育成・ポスドク問題についての問題認識を共有し、その具体的な解決策についての意見・情報を交換する場であると考えている。このため、本シンポならびに3/23のナイトセッションへの、現役の大学院学生、ポスドク研究員の皆さんの積極的な参加を大いに歓迎する。

プログラム
14:00~14:10:「趣旨説明」           渡邉豊(北大院地球環境)
14:10~14:30:「大型研究の来し方行く末」 池田元美(北海道大学)
14:30~14:50:「海洋学会・将来構想WGから」 花輪公雄(東北大院理)
14:50~16:10: 現在進行中・提案中の大型研究からの話題提供
 14:50~15:10:「新学術領域研究:気候系のhot spot:中緯度海洋と気候」
                      田口文明(JAMSTEC)
 15:10~15:30:「国際GEOTRACES計画の現状と今後の展開」
                      小畑元(東大大気海洋研)
 15:30~15:50:「これからの海洋科学における生物過程研究」
                     斉藤宏明(水研セ・東北水研)
 15:50~16:10:「地球環境科学関連分野」(国立環境研究所の方を予定)
16:10~16:20:  休憩
16:20~17:20:大型研究を支えるポスドクの立場から:
      若手ポスドクの方2−3名を予定(発表希望者は随時受け付ける)
17:20~18:00:総合討論:
  大型研究と人材育成の観点から 座長 伊藤進一(水研セ・東北水研)

 


 
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